私どもでは5つの観点から検討します。
①賃料など募集条件が実態と合っているか
②限定や禁止などの条件が厳しくないか
③印象が悪くないか(室内が汚い、共用部分が汚れているなど)
④依頼している不動産会社に問題がないか
⑤物件自体
例えば①~③は借主側の目線と募集している物件がマッチしているかどうかの問題です。
マッチしていれば決まるはずです。
1つのポイントは④です。
物件と借り手の希望がマッチしているかどうかは、募集している不動産会社が一番身近にいるので把握できます。
問い合わせの有無、ウェブ上で何件が閲覧されているのかなど、その状況を物件オーナーにフィードバックしているかどうか。
もし、数か月も空室にもかかわらず、何らアドバイスが無いのならどうでしょう。
本気で物件オーナーの為に部屋を決めようという気持ちが感じられません。
募集会社を変更するなどの検討が必要です。
もう1つのポイントが⑤です。
空室が決まらない要因として老朽化が進んでいる事はないでしょうか。
もし、建て替えなどのタイミングが近いのであれば、定期借家契約で募集する事も重要な選択肢です。
建て替えは入居者全員が退去しないとできません。よって入居者全員が一斉に退去するタイミングを作っていく作業が必要となります。これを行わないと、退去してもらう為に裁判をする事になったり、立退料も必要になったりします。
定期借家契約で、〇年〇月〇日まで定期で貸します。という条件で賃貸する事で確実に契約が終了し、スムーズな明け渡しが実現できます。